「教える」仕事だけでなく、幅広いキャリアが築ける環境、魅力がここにはある。

「教える」仕事だけでなく、幅広いキャリアが築ける環境、魅力がここにはある。

佐々木亮太

2017年入職

大阪大谷大学人間社会学部を卒業後、大阪を拠点とする信用組合へ新卒で入社し、約3年間勤務。かねてから憧れを抱いていた「教員」を職とするべく、転職活動を開始。「総合職」として募集をかけていた当学園の求人を見つけ、応募。入職し、辻学園栄養専門学校にて5年間勤務の後、2022年度より同法人大阪医療秘書福祉専門学校へ異動。

やりたいことをやった方が、いい。

大学では中学・高校の体育の教員免許を取りましたが、教員採用試験には不合格となり、臨時講師としての採用は卒業ギリギリまで決まらないと知って、不安だからと就活で内定をもらえた信用組合への入職をあっさり決めてしまいました。3年間は渉外担当として預金業務や融資業務に携わっていましたが、一度きりの人生なので「一生のうち、多くの時間を仕事に費やすなら、自分がやりたいことをやった方が楽しい人生を過ごせる」と思い、夢であった教育現場で働くことを決意しました。 教員採用試験の受験も考えましたが、私立の学校を探しているうちに当学園へたどり着き、担任業務だけでなく広報活動などにも携わることができ、自分のキャリアアップにもつながると思い、当学園への入職を決めました。今は、多くの仕事に追われる毎日ですが、満足できる日々を過ごしています。

二部制の入学式の準備は力が入る。

現在はビジネスマナーやパソコン関連といった前職の経験も少なからず活かせる分野の授業を教えています。それに加えて私が力を入れているのが、学園独自のイベント運営の仕事。入学式や卒業式、三幸フェスティバルについては、ひと通り経験させてもらいました。中でも入学式は、当学園全体で行われるイベントなので、印象深いです。2019年までは二部制で行われていて、一部は一般的な入学式のイメージなのですが、二部では各学校が「2年生になるとこんなことができるようになる」と新入生にプレゼンする催しが行われます。以前勤めていた辻学園栄養専門学校では包丁の技術を披露したり、スポーツ系の学校ではバック宙を見せたり。秋頃から準備を始めて、新入生や保護者の方々、学校関係者が納得するようなレベルのパフォーマンスに仕上げるため、全力で取り組みます。

成長を感じて心底、褒めたくなる。

2020年は、希望を出して1年生を受け持たせてもらいました。なぜ1年生を希望したかというと、生徒たちの成長が著しく、嬉しい気持ちになれるから。もともと「教員になりたい」という気持ちがありましたから、クラス担任を受け持てるという環境だけでやりがいは十分ですし、生徒たち一人ひとりと真剣に向き合うのは本当に楽しい。それに加えて1年生の担任というのは、18~19歳という年齢の生徒が相手であり、たとえば「挨拶や時間の管理はきちんとしないと、社会人としてはやっていけないよ」というレベルから教えていくわけです。それまではしっかりできなかった生徒が、だんだんとできてくるようになるのは、成長を感じられます。当校の生徒たちは人前で発表する機会が多くあるのですが、最初は全く喋れなかった子たちが堂々と、ハキハキと喋るようになったところを見ると、人間としての大きな成長を感じられ、心底、褒めたくなります。

専門学校で働く魅力は十分にある。

自分と同じように、教員採用試験の合格を目指しながら教員にはなれなかった、ならなかったという人はたくさんいるのだろうと思います。そんな方々にお伝えしたいのは、専門学校の教員は中学・高校の教員とは違うところはあるだろうけど、クラス担任を受け持つ機会があるなど、近しいところもあるのではないか、ということです。それに専門学校は、生徒たちにとっては卒業すれば社会に出ることになるわけで、社会に近い学校という側面もあると思います。そんな環境にいる生徒たちと日々、深い関係を気付きながら、成長を促していくという仕事は、私にとってはやりがい十分な仕事に感じられます。それに「教える」仕事だけでなく、前述のようなイベントの企画・運営や、オープンキャンパスのような広報活動に関わる機会もあり、幅広いキャリアが築ける環境があるのも魅力だと思います。