先生も、生徒たちも、キラキラ。一緒に輝けば、共に育っていける。

先生も、生徒たちも、キラキラ。一緒に輝けば、共に育っていける。

金松 彩

2020年入職

大阪ウェディング&ブライダル専門学校を卒業後、「結婚式の披露宴での参列者の笑顔が撮影したい」と、フォトグラファーとして写真スタジオに新卒で就職。就職後、お世話になった先生にキャリアを相談した際に「教員」という道があるという話を聞いたことをきっかけに、4年後当学園へ入職。現在に至る。

視野を広げたい」と転職を決めた。

私は、当学園が運営する「大阪ウェディング&ブライダル専門学校」の卒業生です。進学した理由は、ウェディングプランナーになりたかったからでした。在学中のインターンで結婚式場を見学した際、「参列者の笑顔が撮影したい!」と高校時代に写真部だった血が騒ぎ、新卒で就職したのは写真スタジオ。結婚式の撮影はもちろん、さまざまな撮影の経験ができ、対人スキルも磨かれたように思います。スタジオ勤務の間も、学生の当時から仲良くさせてもらっていた先生を慕って、母校に遊びに来ていたのですが、その中で「先生として働く道もあるよ」と聞かされていました。当初はまだフォトグラファーとしてのキャリアも未熟だと感じており、「なるほど」としか思っていなかったのですが、スタジオに入社して4年が経過し、自身の視野を広げたいと感じたのをきっかけに、母校への転職を決めました。

先生たちは忙しいのを見せずにいた。

自分が在校生だった頃、先生たちがキラキラと輝いているように見えたのを印象的に覚えています。だから私もそんな風に輝けるのかなあ、などと思っていましたが、現実はそんなに甘くはなくて(笑)。入社してすぐは、新型コロナウイルスの感染拡大による対応にあたらねばならないなど、あたふたしていました。同僚の先生方に「この時期に入職したのは大変だよね」と励まされながら仕事をし、私が在校生の時見ていた先生たちは、こんなに大変な思いをしていたんだと改めて実感しています。今はクラス担任だけではなく「営業ビジネススキル」「ブライダルデザイン」の授業を担当しており、いずれも専門分野ではないですが、以前担当していた先輩の先生方にお話しを聞いたり、一般社会人としていろいろな業界や職種の人達と関わった経験があるので、その経験を活かしたりしながら、前向きに授業に臨んでいます。

自分自身の体験談を多めに挟む。

自分の授業にはまだ不安はありますが、それでも生徒たちの会話から「営業ビジネススキルの授業、好きやねんな」という言葉が聞こえてきた時には、素直に嬉しかったですね。どうしてそんな風に思ってもらえたのかを分析してみると、教科書に載っている内容を教えるというだけでなく、自分自身の体験談を多めに挟んでいることが大きいのかな、などと思っています。先輩の先生方の授業を見学させてもらっても、自身の経験談を話されている方が多い印象を受けています。私の場合は、自身が在校生だった頃にどんなインターンシップに参加したかとか、写真スタジオで働いている頃にどんな営業活動に取り組んでいたか、などを話すと、生徒からのウケがいいです。授業中に少し脱線することで、生徒たちに興味・関心を寄せてもらえることが、今は大きなやりがいになっている気がします。

キラキラ輝く理由が、わかった。

自分がかつて在校生だった時に、先生が輝いて見えたように、きっと自分自身も生徒からはキラキラしているように見えているのかなと思います。そしてそのキラキラは、生徒と直接の接点を持ち、彼らの成長を実感することで、自分自身も成長が促され生まれるのだということも少しずつ分かってきました。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたこともあり、改めて生徒たちと直接接することの大切さを知った今、生徒と接することで共に育っていき、より先生として輝いていきたいと思います。