自分のやりたいことができる「教育」は、「教育」の枠を超えているように感じる。

自分のやりたいことができる「教育」は、「教育」の枠を超えているように感じる。

田山知佳

2019年入職

奈良女子大学理学部数物科学科卒。本当は英語の中学校教員になりたかったが、「苦手な子の気持ちがわかる」からと数学を専攻。教員採用試験も視野に入れていたが、「一般企業で社会勉強をしてからでも遅くはない」と民間向けの就活を開始。当学園に魅力を感じ、入職。

「教育」の枠に収まらない感じがした。

「一般企業で社会勉強を」という想いが強かったので、就活では教育業界に絞ることはありませんでした。当学園とは合同会社説明会で出会ったのですが、「教育」というとより「人材」をキーワードに関心を持ったくらいです。詳しく話を聞いてみると、「教育」という枠に収まっている感じがしなかったし、学校といっても高校も専門学校も大学もラインナップされているところも「面白い」と感じました。それに全国的に拠点展開もされていて、自分の地元でもある九州エリアにも学校があるから、「いずれは地元に」という考えも持てそうだし、全国どこへ行っても同じ「三幸学園」の看板の下で仕事ができるのは楽しそうだと思いました。内定をいただいたのが大学4年生の5月頃だったので、入社の意思は固めつつ、将来のための経験として教員採用試験も受けたというのは、今はいい思い出です。

教育実習の経験とは180度、違う感じ。

現在は高校の教員として、クラス担任を持ちながら、数学の授業を受け持っています。2クラスの担任を掛け持つので、生徒は全員で約70名。通信制の高校らしく、いろんなバックボーンを持った生徒がいるので、数学の授業のバリエーションも実に豊富です。「勉強をやり直したい」と中学生の数学を学んでいる生徒もいれば、大学進学を目指して受験勉強として数学を学ぶ生徒もいる。いろんな授業を揃えておいて、生徒が自分で選ぶスタイルなので、公立校の教員をやっている友人に話をすると「準備が大変そうだし、準備不足で不安になりそう」と言われます。確かに大学の教育実習で経験したものとは180度違う感じだし、大変と言えば大変ですが、私は教員になって最初からこのスタイルなので、あまり大変さは感じていませんし、不安になることもありませんね。

自分のやったことが全国展開。嬉しい。

すでにあるものをその通りにやるのではなく、自分のやりたいことを形にできているという実感が、ずっとあります。しかもそれを全国規模で展開できていることが、自分でも「スゴい」と感じるし、やりがいも十分です。2020年には数学の試験問題を作成し、それが全国のキャンパスで採用される、という経験もしました。さらには新型コロナウイルス感染拡大の影響で、授業動画を撮影して配信する機会もあったのですが、その動画も全国の生徒たちが見てくれているかと思うと、感慨深いものがあります。そんな大きな視野で見たやりがいと同時に、自分が担任を持つクラスの生徒が、最初は学校や先生に対して不信感がいっぱいだったのに、だんだんと学校を好きになり、数学も好きになってくれて、書く字が乱暴だったのが整ってきたりするのも嬉しいですね。それを保護者の方々から感謝されるのもやりがいになるし、「もっとがんばろう」というモチベーションにもなります。

自分の考えた生徒指導を実践できる。

私は公立校で教員として働いた経験はありませんが、公立校の教員を務める友人から聞いた話だと、当学園での生徒一人ひとりとの接し方はとても丁寧で、アプローチの量も多いように感じます。そしてその接し方について「こうしないといけない」という縛りのようなものもなく、生徒だけでなく保護者の方に向けても自分が考えている温かい生徒指導を素直に実践できるのも、当学園で働いているからこそできることのように感じています。それは決して私に限ったことではなく、同じ職場で働く同僚や先輩の教員の方々も同じようで、そのせいか職場の雰囲気は明るく、笑顔が絶えません。「もっと自由な環境で、教育に携わりたい」と感じている方にとっては、魅力的な職場になるのではないでしょうか。
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